★ 6月の一口メモ 「煎茶の茶室」
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○自然の中の仙人
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基本的に煎茶は“茶室”を持ちません
茶の湯と言われる抹茶では茶室がなくては始まらないものですが 煎茶は“随所に茶を煮る”ことが普通です
自然の中で俗を離れ(忘れ)仙人のような境地になることが目標なので必要としなかったのです
「山林のおもしろき所 水石の清き所」が茶を煮る場所として選ばれました
ただ煎茶人として有名だった人たちが使っていた部屋を参考に覗いてみます
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○「山紫水明処」
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京都の加茂川のほとりに 頼山陽が自ら設計し使っていたと言われる書斎兼茶室があります
葦や竹の網代を多く使った中国趣味の強い部屋ですが 一番の特徴はその開放感にあります
加茂川に面する東側は大きく展望が広がり その反対側にある床の横の地袋はその板戸を開けることでき庭と通じています つまり四方が開いていることになります
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○「洗竹荘」
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大分県竹田市に田能村竹田の小さな書斎兼茶室があります
二畳の間に庭に面した大きな窓があります
「蔵を改造した茶室」
親友の頼山陽が訪れるというので造ったといわれる茶室です
分厚い壁に塗り込められた蔵ですが 三方が開けられ 特に大きく開かれた窓からは竹田の城下が一望できます
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○「三華亭」
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加賀藩主第十三代の前田斉泰が江戸屋敷内に建てたものを昭和24年に成巽閣の一角に移築しました
前田家の財力を示す趣向を凝らしたもので 贅沢な文人趣味を見ることができます
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いずれも自然との調和を考えないと煎茶の茶室というのは成り立?ちません
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★ 来月の一口メモは「煎茶の道具」の予定です
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