大阪 北新地 すなくら 勇花

【青山政吉展】

”水彩の魅力” 青山政吉展 日本百景・万葉百景 平成23年5月22日まで
平成23年4月3日に西宮大谷記念美術館(阪神電車香櫨園駅下車)へ青山政吉展を観に行って来ました。2009年8月11日にお亡くなりになった青山政雄(政吉さんお弟さん)さんのお葬式でお目にかかっただけでした青山政吉さんのご遺族に出会いました。お互いに、もしかしてあの・・・と歩みより親しくお話をさせて頂きました。青山政吉さんの絵は心なごむ絵です。皆さま、ぜひ観に行って下さいませ。この度の東日本大震災でどうなったであろうかと心配な景色も有りました。宮古・浄土が浜(1983年10月)松島(1989年10月)この先残しておきたい日本の風景を心の残像としてとどめにお出掛け下さいませ。帰路は阪急夙川まで四分咲きの桜を楽しみながら帰宅致しました。青山政雄様とは、北野中学(旧制)のご卒業で現北野高校ラグビー部後輩の面倒を良く見られた方でいらっしゃいます。ご友人方と勇花にご来店頂くうちに、青山政雄様のお優しい、慈悲深い眼差しで、私は高校ラグビーまで楽しむようになりました。

青山政雄 能面作品
趣味で奥様と能面を打っていらっしゃいました。近い日に奥様の作品もご紹介したいと思っております。
絵葉書を買って来ました。「大雪山」が欲しかったのですが、有りませんでした。残念!

安曇野(1984年4月)
広々とした早春の安曇野の田畑の中に白く光る道も寂しげである。一条の夕餉の煙が立ちのぼるころ、小高い丘からそのさまを眺めていると「信濃なる 有明山を 西に見て 心ほそのの 道をゆくめり」という西行法師の歌が思わず胸の中に染み渡る。

天橋立(1988年1月)
ここは桜の咲くころや新緑のころ、また秋の気配のしのびよるころもよいが、特に雪の橋立はことさらに素晴らしい。
青山政吉展(1920年3月20日〜1994年10月15日)4月2日〜5月22日
西宮市大谷記念美術館へ寄贈された、特にご遺族にとっては我が手元から離れお別れの様な寂しさがあるのではと思います。またいつの日に見る事が出来るやら、美術館まかせとなります。最終日再度行って参りました。その日の午前中、一時は篠を突くような雨でしたが、午後二時に美術館に着きましたら晴れてまいりました。雨で洗われた美術館外周のお庭がとても美しかったです。皆さまがこの美術館にいらっしゃる時はお庭も一巡りなさるお時間をもって行って下さる事をお奨めします。
青山政吉さんの娘さん真子(まさこ)さんに、お寂しいでしょって申しましたら「まっ、納骨したような感じです」と明るくおっしゃっていましたが・・・。奥様のせい子さんとも色々なお話を伺いました。スケッチ旅行に出かける時、自分の忘れ物を思い出しても、スケジュールを狂わせないように我慢して言わない。雨が降ると、水彩画は治しが出来ないから一所懸命傘をさしかけていらっしゃったとか、描き終えるまで動かない。持ち帰って描くことは無く、その場の空気・気温すべてを五感で感じ撮る事を大切になさったとのこと。白いところは紙の地を生かして、白い絵の具は使っていらっしゃらないって本当ですか?っておたずねしましたら、塗り残すことで表現していらっしゃったそうです。

岡本太郎作品と遊ぶ勇花

岡本太郎作品と遊ぶ4人
来場者は九千人もあったのですか、盛況でなによりでしたね!寄贈すると立派な目録とか西宮市のことだから、何かとお心使いくださるのでしょうね、有難いですね!
えっ!そうでもない?まっ、絵を大切に又展覧会して下さったら嬉しいですね。