大阪 北新地 すなくら 勇花

【お正月はやっぱりやっぱり宝恵駕篭】
[平成二十六年一月十日]

道頓堀から今宮戎へ宝恵駕篭出発

若々しく美しい

OSK日本歌劇団 桜花昇ぼる

後見人“勇花ちゃん”
【お正月はやはり宝恵駕籠】
[平成二十五年一月十日]

桂文枝さんは寒そう、十日戎の朝
文枝さんの後に元横綱貴乃花、文楽の方、山村若さん・市川猿之助さん・市川中車さんお三方は談笑中

九代目市川中車さん この後、松竹座にすっ飛んでお戻りになって「楼門五三桐」の石川五右衛門に出演、猿之助改め猿翁さんは体調悪くお休みでした。残念!
中車さん頑張って!

山村若さんも寒さこらえて笑顔で御協力してくださって嬉しい!

「松竹座 壽 初春大歌舞伎」二代目市川猿翁
四代目市川猿之助 九代目市川中車 襲名披露

勇花 宝恵駕籠
過去の記事の【正月、浪花の賑わい】もクリックして見て下さい。
1月4日の賀詞交歓互礼会に行って参りました。壇上の松井大阪府知事・橋下大阪市長に浪花の文化を大切にして欲しいと願い祈りつ見上げて来ました。
【あやめの季節です】

菖蒲浴衣
淳ちゃんと長唄の〔菖蒲浴衣〕を大和屋4階の富貴の間にて踊らせて貰う。ちょっとピンぼけですが、30数年前、東光電氣工事鰍フ杉山慎様が写真を撮ってくださいました。 お座敷での写真はお客様から頂戴したものが、ほとんどです。今までこのWEBサイトに載せています写真は杉山様のものが多いです。有り難きことです。
【奏風楽「つばくらめ」】
尾上流菊之会で大和屋能舞台(尾上流大阪菊之会)

「つばくらめ」中央が勇花

「つばくらめ」地方の皆さん
地方(じかた):右から雪春姐さん、松原泰風家元、力丸姐さん、福春姐さん、鈴佳姐さん
第三四五回三越名人會――吉例・京阪名妓夏のおどりーー
大阪・北浜に三越がありました。と説明しないと通じない程、の年月が経っています。いやはや・・・

「つばくらめ」1

「つばくらめ」2

「つばくらめ」3

「つばくらめ」とは新邦楽で軽やかな曲で、久し振りにテープを取り出して聞いてみた。新しくCDが売られていたら「紫陽花」や「へちま」も聴きたいです。
で、「つばくらめ」とは燕(つばめ)のことで、春飛来し、秋南方に去る鳥。若い方には説明が必要になってきました。
【地唄舞山村流「きぎす」(雉子)】
全国芸能文化財連盟主催第七回「紅緑會」公演に、東京国立劇場にて「ぎぎす(雉子)」を当代の山村若さんの先々代のお家元様と山村久子師匠に御指導して頂きまして、舞わせて頂きました。

         「きぎす」(雉子)

「きぎす」は鳥の雉子のことです。
よく「焼野のきぎす夜の鶴」といわれますが、これは雉子は我が子のためには自分の命もかけるという親の愛情の深さがたとえられたもので、それほど雉子は子を守ることに懸命な鳥と言われています。 この地唄「きぎす」はそうした雉子が子供に寄せる愛情を描いたものでなく、男と女の切ない愛情が歌われているところに意外なおもしろさも感じられます。

吾妻と与五郎の恋を描いた舞として見るとき「焦れ焦がるゝ苦界の舟の寄るべ定めぬ身は陽炎・・・」遊女吾妻のはかない身の上がかたられていると思いますし、 「菜種の蝶は花知らず、蝶は菜種の味知らず」などでは、恋のテクニックがおもしろく歌われて、舞の技巧にも甘美な男女の世界やその情緒が古風ながら派手な手を加えて、ふくよかに表現されています。

以上の説明では何のこっちゃ解りませんねぇ、もう少し書物による解説を付け加えさせて頂きます。

人形浄瑠璃・歌舞伎と「山崎与次兵衛」をめぐる幾多の書替狂言より享保三年(1718)近松門左衛門が作った「寿(ねびき)の門松」 の下の巻、「吾妻・与次兵衛道行」を作詞(加茂川のしほ)作曲(島野勘七・若村藤四郎)、振付は初世山村友五郎がした、古曲地唄舞である。 すじは義理で人殺しの罪を一身に引受け、囚われの身となり気がふれてしまい、落ちてゆく与五郎(山村流では)と大阪新町の藤屋の全盛 の遊女吾妻との浪花の恋の道行を描いた舞で、狂気になった与五郎が吾妻のはかない身の上を偲び三味線を吾妻に見立てて舞う、吾妻は 与五郎の心情をいたわり、二枚扇が交錯して切ない甘美な男女の情を表現しつくす。

きぎす1
緞帳が上がりました。
♪雉子鳴く野辺の若草摘み捨てられて、餘所の嫁菜といつかさて♪

きぎす2
♪焦れ焦がるゝ♪苦界のふねよ、寄るべ定めぬ身はかげらふの♪

きぎす3
♪吾妻が顔も見忘れて現(うつつ)ないぞや、これなう男、あれ虫さへも、番(つが)ひ放れぬ揚羽の蝶♪
あ(わ)れ、あれとても二人づれ、好いた同士のなかなかに♪

きぎす4
♪春にも育つ花さそふ、菜種の蝶は花知らず、蝶は菜種の味知らず♪

きぎす5
♪知らず知られぬ中なれば、浮かれまいものさりとては♪そなたの(が)世話になりふりも♪

きぎす6
♪我身の末の放れ駒、ながき夜すがら引しめて♪昔語りの飛鳥川♪

大阪花街連盟
先々代の山村流お家元、上方舞四世宗家若さん、その妹さんの山村久子師匠、その夫山村若禄次師匠、大変お世話になりました。 おつきあい下さいました姐さん方にも有り難き事と深く深く感謝致して居ります。そして、嬉しいことに武原はんさん、はな子女将さんもお越し下さいました。忘れ難い思い出です。
【草間彌生展】
国立国際美術館にて4月8日まで、3月27日に行って来ました。来館者多く良かったです。
「詩集 かくなる憂い」と「草間彌生、たたかう」2冊の本を買って来た。あまりにコンテンポラリーである。が、詩集の表紙の写真が欲しくて買いました。彌生さんの少女時代の美しい写真です。

草間彌生詩集「かくなる憂い」
8年ほど前に直島で彌生さんの「かぼちゃ」と遊んだことを思い出しました。直島に一泊して、とても楽しかった。

直島に遊ぶ1
※写真をクリックすると大きくなります。

直島に遊ぶ2
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直島に遊ぶ3
※写真をクリックすると大きくなります。

直島に遊ぶ4
※写真をクリックすると大きくなります。
【大阪大学第11代総長今年23回忌】
対談「人間について」「大阪大学歴代総長餘芳」を本棚から引っ張り出し、再読しています。

人間について

大阪大学・・・
お集まりに声を掛けて頂いたので、なつかしい偉い方々、ノーベル賞を受賞された方にもお目にかかれ嬉しいです。

その先生はこの度お越しになりませんでした。その先生は米国にお住まいで、大和屋がお気に召して全くのお一人でお越しになって私が呼ばれ、ハチャメチャの英語でどんなに冷や汗をかいたことやら思い出しても汗が出そうです。

米国の先生
山村先生が海軍で「敵機見ゆ!」隊長が大きな声で「金玉にぎれ〜!」変な事言うなと思ったが命令である。そうしたら、落ち着いてきて、近くに見えた敵機が遠くに見え出した。 「あのときの隊長は偉い!」などなどのお話を思い出します。このようなお話は、もっとたくさんあるんですけどねぇ・・・(平成24年6月)

山村先生想い出の品々

日本海軍「文月」模型
山村先生の乗っていらっしゃった船の模型
宴の終わりには、ロシア民謡「仕事の歌」と「海ゆかば」をお唄いになります。心を込めて力強く、聴き終わって、心引き締まるのです。
【心に残るお客様のお話】

「君はいつも嬉しそうな顔をしてるなぁ、苦ぅ無いんかぁ?」とよく言われました。
私はこころの中で“人をアホみたいに言うてはる”と思うとともに“嬉しそうな顔してなあかんねん!“と思うのでした。それと言うのも、そのお客様からある日「今日は勇花つまらん顔しとるなあ」と「世の中十人十色、百人百色や”いろいろあらあな””なんとかならあな”と思え、それでもなんともならん時がある。”しゃあないなあ”と思って酒でも飲んで寝てしまえ! また、何とかなるものや」その方のご苦労されたときのお話を聞かせて頂きました。


お客さまA氏とF氏と歓談

夢見て 行い 考え そして祈れ。君なぁ アホやから順番間違えたらアカンで、夢見て考えたらアカンねんでぇ、考えたら前に進まへん。夢見たら実行、動き出してから考える。後は祈るしかない!」私はフムフムと感心しましたが・・・


"愛 信 恕" 愛することは信じること、信じることは恕(ゆる)すこと、恕(ゆる)すことは愛すること」 と教えて貰ってから人に対して腹立たしい時、不信を持った時、
愛信恕・愛信恕と心の中で唱えるようになりました。